智枝
2003年8月19日君には嘘ばかりついてた
片田舎の街の高校生だった君に
なんでも知っているような大人びたふりで
色々話したね
19の僕にとって
あの時云った全ての言葉は真実だったし、
間違えているなんて思いもしなかった
君の家庭環境が僕と似ていた事もあって
僕が高校の時に感じていた事を話した日もある
一人っ子だった僕は正直
妹ができたみたいで嬉しかったんだよ
君も僕には彼女がいるからって安心してたし
青臭い僕は「男と女の友情」を信じていたし
君が高校を卒業して東京に行く云って
僕にこう聞いたよね
「卒業したら東京に戻るんでしょ?」って
あの頃の僕はきっと何も考えていなかったんだと思う
就職が決まって僕が東京に帰らないかも知れない
っていった次の日
初めて君は僕の部屋に泊まった
妹に手を出す事はできないと我慢した僕を
君はどう思ったのか
東京に行った君と何度か交わした手紙に
君の意思を感じなくちゃいけなかった
智枝
今君は灯りのない部屋で
届かない灯りを探し疲れて
流されるままに時をすごし
目の前にある現実だけを受け入れている
あれから13年が過ぎた
僕もあの頃では想像もできないような人と
家族を持ち
きっと現実は「幸せな人」になってる
君への優しさとか
ましてや愛とかじゃなく
きっと自分のために
智枝が幸せになる事を祈ってる
大切な妹で
大切な人の友人
そして僕の人生で一番大きな
Missとして……
片田舎の街の高校生だった君に
なんでも知っているような大人びたふりで
色々話したね
19の僕にとって
あの時云った全ての言葉は真実だったし、
間違えているなんて思いもしなかった
君の家庭環境が僕と似ていた事もあって
僕が高校の時に感じていた事を話した日もある
一人っ子だった僕は正直
妹ができたみたいで嬉しかったんだよ
君も僕には彼女がいるからって安心してたし
青臭い僕は「男と女の友情」を信じていたし
君が高校を卒業して東京に行く云って
僕にこう聞いたよね
「卒業したら東京に戻るんでしょ?」って
あの頃の僕はきっと何も考えていなかったんだと思う
就職が決まって僕が東京に帰らないかも知れない
っていった次の日
初めて君は僕の部屋に泊まった
妹に手を出す事はできないと我慢した僕を
君はどう思ったのか
東京に行った君と何度か交わした手紙に
君の意思を感じなくちゃいけなかった
智枝
今君は灯りのない部屋で
届かない灯りを探し疲れて
流されるままに時をすごし
目の前にある現実だけを受け入れている
あれから13年が過ぎた
僕もあの頃では想像もできないような人と
家族を持ち
きっと現実は「幸せな人」になってる
君への優しさとか
ましてや愛とかじゃなく
きっと自分のために
智枝が幸せになる事を祈ってる
大切な妹で
大切な人の友人
そして僕の人生で一番大きな
Missとして……
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